筋膜について

「筋膜」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ウィキペディアでは、

筋膜は脊椎動物の筋肉や内臓を包む膜の総称

と出ていました。

「アナトミートレイン」で有名なトーマス・W・マイヤースは

筋膜のシステムはすべての内臓、筋肉、骨、神経線維を包み、互いに貫通し合い、身体に機能的構造を与え、すべての身体系統が統合された状態で働くことを可能とする環境を提供する。

と説明していました。

筋膜講座

3月4日にトーマス・W・マイヤースの「筋膜1日レクチャー」に行ってきました。
他の日の講座にも出たかったのですが、費用と日程の関係で泣く泣く断念しました。
今日はそこで学んだ筋膜についてをほんの少しシェアしていきます。

※シェアする内容は私が学んだものなので、ひょっとしたら違うこともあるかもしれません。また、講座の中で主役は筋膜のネットワークに関することでしたが、ここでの内容が人体の全てではありません。人体は複雑なのです。

筋膜の性質

筋膜には粘性・弾性・塑性の3つの性質があります。

  • 粘性:ねばりけ
  • 弾性:外力によって変形した物体が、その外力が除かれた時、元の形に戻ろうとする性質
  • 塑性:力を加えて変形させたとき、永久変形を生じる物質の性質

「粘性」は一瞬のタイミングで、「弾性」は1秒のタイミングで、「塑性」は数分のタイミングでそれぞれ変化するそうです。

筋膜のこの性質を私たちは知らなくても活用し、またその知識を使った施術方法やストレッチなどもあります。
例えば、粘性の性質を利用して力と衝撃を分配したり、短い時間のストレッチによって弾性を変化させたり、長時間持続した伸張性ストレッチによって塑性に働きかけたりします。

しかし、筋膜を「リモデリング」するには何日も何週間も何か月も、ときには何年もかかるそうです。
ストレッチをすると、その時少しだけ変化しますが、体の柔軟性を獲得するには時間がかかる理由です。

まとめ

筋膜の3つの性質を上手に利用して、運動を行うことは効果的です。でも実際に変化していくには時間がかかるということです。

動きが筋膜を組織する

人が動かないでいると筋膜にあるコラーゲン線維の不規則な構成の増殖につながります。

運動不足のとき筋膜はフェルトのような状態に線維が変化してしまうのです。
筋膜の「リモデリング」には前述のとおり時間がかかるため、コラーゲン線維の不規則な構成の状態から変化させるには時間がかかるというのです。

高齢の方やしつこいケガの後には筋膜の組織も組織だった状態にする必要がありますが、やはり「リモデリング」には時間がかかります。

ケガなどは1週間以上の時間が経った場合、かばって動かさないことにより変化が起き、必ず筋膜が関与しているそうです。

筋膜は普段同じ動きをしているとその動きに沿って変化するため、普段と異なる動きを行っていくことは筋膜にとって大切になります。

ここまでのまとめ

運動不足、体の変化、ケガなどにより、筋膜の状態が変わってしまう。アスリートや高齢の方、それに運動不足な方の筋膜の状態もそれぞれ変わることがあるということですね。

ワークと筋膜

レッスンを受けていると、自分が思いもしなかった動きを提案されることがよくあります。

その結果動きが変化することもありますが、慣れない動きに戸惑うこともあります。

それは筋膜のパターンとは違った動きを行っているのでしょう。
これは変化の第一歩です。少しずつ自分自身に変化が起きてきます。

当会で行うワークをはじめ、ストレッチや筋肉トレーニングもそうですが、派手な変化よりも焦らず地道に続けていき、少しずつ変化していくことの方が大切です。

講座の中でも、筋膜は一度に変化させるのではなく少しずつ変化させていくことを図で説明されました。

まとめ

元々筋膜が変化するには時間がかかるのだから、焦らず地道に続けていくことが大切。
特にワークは自分の「動き」を取り扱うこともあるため、変化に目を奪われがちだが、それよりも自分の筋膜のパターンと違った動きを行った、その時に自分がどういう風にその動きをとらえたのか?という部分の方が重要。

全てはつながっている

トーマス・W・マイヤースは講座の始めの方でこんな言葉を紹介しました。

私たちの体はただ単に部品の寄せ集めから作られているのではなく、種子からできる!

私たちにはたくさんの筋肉や内臓などのパーツがあります。
でも、パーツが寄せ集められてできているのではないのです。

本当は受精卵からどんどん細胞分裂していき、外胚葉、中胚葉、内胚葉というものになり、そして神経や筋肉や皮膚などができ、私たちになります。

  • 首が○○
  • 腰が○○
  • 膝が○○

と普段表現しがちですが、本当はすべてつながっているのです。筋膜でも骨や内臓の膜とつながっています。

私の先生がこんな風におっしゃっていました。
「腰が痛いとき、腰が問題なのではなく、問題は自分である」

つながりはどこまでも続き、そして考え方や振る舞いにまで結びつきます。
どのような変化でも望むときには、このつながりを思い出すことは大切です。

ワークの活用

ボディシンキングでの学びを活用することで、筋膜のパターンに変化をもたらすことができます。また、他の方のレッスンを見るだけでも、パターンを変化させるためのたくさんの知恵を見つけていけます。

探求は自分自身を優しくケアすることにつながります。自分自身が少しずつ変わる。そんな探求を行ってみませんか?あなたが参加することで探求はきっとあなたと参加者に豊かさをもたらします。

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