ストレスって何だろう?

世の中にはたくさんのストレスがあふれているそうです。
ストレスが招く病気もたくさんありますが、そもそもストレスって何でしょうか?
ストレスについて調べてみました。

ストレスとは?

私の学んだ鍼灸のある教科の教科書には下のようにストレスを説明しています。

ストレスとは外部環境からの刺激を受けた生体において、その内部にあらわれる「ひずみ」のことをいう。ストレスの原因となる外的因子のことを「ストレス刺激」といい、あらゆる外的刺激はストレスの原因となる。
一般的には「ストレス刺激」と、それにより生体内にあらわれる「ひずみ」であるストレスとを厳密に分けることなく、両者をストレスと言う言葉で表現することが多い。

ストレス刺激になるものには下のようなものがあるようです。

  • 物理的なもの:暑さや寒さ、湿度、音など
  • 科学的なもの:薬物、ビタミン不足、酸素欠乏など
  • 生物的なもの:細菌の感染、痛み、疲れなど
  • 精神的なもの:不安、心配、恐怖など社会的・心理的な環境

これは考えてみると、ありとあらゆるものがストレスになるということです。

もともと、ストレスという語は、物理学で「外力につりあう物質内の力」の意味でもちいられ、この場合は「応力」と訳されるそうです。

通常、ストレスと言う言葉を聞いて連想するのは、「精神的なもの」に分類されるものではないでしょうか?
実はそれだけがストレス(刺激)ではないのです。

ストレス刺激は自分にとって過剰な刺激のことです。
そのため、ストレス刺激はある程度のラインまでは個人差があります。ある人にとってはストレス刺激となるものもある人にとっては何ともなかったりします。
ある一定以上の過剰な刺激はおそらく誰にとってもストレスになるでしょう。

では、ストレスを受けたとき、私たちの体はどのように反応するでしょうか?

ストレスへの体の反応の仕方

ハンス・セリエという方が、ストレス刺激が私たちの体に加わったときにみられる反応を研究したそうです。
その研究によると私たちの体はストレスが起きたときに下のような一定のルールがあるそうです。

  • ストレスによる生体反応は、ストレス刺激の種類とは無関係
  • ストレスにさらされた生体には、共通してみられる症候がある
  • ストレスによる症候は、定型的な経過をたどる

つまり、暑かろうが嫌だろうが、私たちは同じ反応を起こし、だから共通した状態になり、共通した経過をたどるということです。

ストレスによる反応の流れ

ストレスによる反応の流れは以下のようになります。

  1. ストレスへの反応:ストレス刺激がきたときに体が反応する
  2. ストレスへの対抗:さらに続くストレス刺激に体が抵抗する
  3. ストレスでの疲労:ストレス刺激がまだ続く場合、体の抵抗が疲労してくる

ストレスを受けたときの反応の詳しい生理的な説明は省きますが、では、なぜ私たちの体にこんな機能があるのでしょうか?

なぜストレスに反応する機能があるのか?

私たちの体には生命体としての目的があります。

生命体の目的
  • 生命を維持すること
  • 繁殖すること
  • 捕食されないこと

生命を維持するために、過剰な刺激に対して避けたり、守ったり、戦ったりするためにストレスに反応する機能があります。
つまり、体にとってもともと必要だからあるのです。

ストレス刺激を考える

人体の限界を超えた過剰すぎるストレス刺激を除いてですが、通常のストレス刺激は人によってはストレス刺激どころか「恵み」にもなります。

  • 雨が嫌いな人にとって、雨はストレス源でしょうが、日照りの際には恵みの雨になります。
  • 過剰な音が人によってはストレス源となりますが、ライブなど大きな音がストレス解消につながることもあります。
  • ジェットコースターの恐怖を快感と捉える方もいらっしゃいます。
  • 筋肉の負荷はストレス源となりますが、筋肉を鍛えているときには必要なことです。
人というのは不思議なもので、個人の趣味嗜好に合わせてストレス刺激が異なり必要にもなりうるのです。
あるラインを超えなければストレス刺激は生体にとって恵みにもなりうるものです。

ストレスという言葉で終わらせない

人によっては恵みになるストレス刺激でも自分にとっては苦痛です。
でも、そこで「ストレス」という言葉で立ち止まっても、自分の体が反応するばかりです。やがて疲労してしまうでしょう。
自分にとってのストレス刺激をどのように扱っていけばいいでしょうか?

ストレス刺激に対してのYESプラン

自分にとってのストレス刺激について、自分には何ができるでしょうか?
ストレスを感じている最中に出来得ることを考えることは難しいかもしれませんが、それでも可能な限りのYESプラン(出来ることをする)を考えます。

例えば、私は電車に乗っていると、時折気分が突然悪くなることがあります。体調なのか心理状態なのかわかりませんが、突然やってきます。このとき、体調の悪さに加え、他の人にとっては平気な「電車に乗っていること」ということがストレス刺激になることがあります。そこでYESプランを考えます。

  • 家に帰る
  • 遅刻しても良い時なら電車から降りて休憩する
  • その場で一番自分にとってマシな体勢を取る
  • 自分にワークをする
  • 恥も外聞も捨ててしゃがみこむ

これらは私が実際に行ったことがあることです。
それでも気分がすぐれないときはまた同じことを行います。これを繰り返します。
他にも

  • 誰かに助けてもらい座る

なんてものもあるかもしれません。
安全な場で体調についてあらためて病院で検査をしたり生活について反省をすれば良いのです。
次に電車に乗るときに電車に乗ること自体がストレス刺激となりそうなときもあらかじめYESプランを考えます。
※ストレス刺激に他人が関わるなら下の記事も参考になるかもしれません。

ストレスの軽減

一般的に言われているストレス軽減の方法も効果的にストレス刺激を減らします。

  • 生活のリズムを整える(睡眠や食事など)
  • ストレス解消をする
  • ストレスについて思い詰めて考えるかわりにその他のことを考える

そこに新しくYESプランで対応する。も是非加えてみてください。

自分のストレスを探る

私の先生の一人がおっしゃっていましたが、

私たちは生物で唯一存在しない事柄を信じることができる生物

だそうです。

それが本当かは他の動物に聞いてみなければわかりませんが、確かに私たちは存在しない想像上のものでも信じることができます。

「明日隕石が降ってくる。」
と頑なに信じていれば、想像であったとしても体はストレス刺激に反応します。
でも、たとえ明日隕石が降ってきて自分が死ぬとしても、今は生きています。今やれることをやればそれでいいんでしょう。
ぐーたらしても良いし、友達とご飯を食べても良いんです。
そうこうしている内に明日になります。

自分のストレスを探り、ストレス刺激について考えることはストレス軽減につながるかもしれません。
その時にはストレスは学ぶための教材へと変わります。

ストレスから学ぶ

ストレスはストレスという言葉で立ち止まらずに学ぶことができるものではないでしょうか?
例えば、自分自身を理解したり、相手を知ったり、どうやって立ち向かったり、避けたりするかを学ぶことができそうです。

理想論かもしれませんが、つらいストレスであればあるほど、生命を維持するために反応する自分の体の反応を信じ、より建設的な考えで関わることで、自分を少しでも安全にケアできるようにしていけるのではないでしょうか?
私たちにはそのような力があり、出来得る存在だと思うのです。

ストレスをストレスでとどめず、自分にワークをすることができることで、自分の中の力を取り戻していけます。
自分をケアでき、どんどん自分に優しくなれるワークにあなたも参加してみませんか?あなたが参加することによってきっとあなたも参加者も豊かになっていきます。

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